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BPDに対する治療者の態度ーその2ー

境界性パーソナリティ障害(BPD)をめぐる治療者の態度について、フロリダ大精神科准教授のマイケル・シャピロは、専門家の立場から率直に以下のような「告白」をしている(Shapiro, M. ,T

BPDに対する治療者の態度ーその1ー

境界性パーソナリティー障害(BPD)に関する知見は、今世紀に入ってから大きく変化を遂げた。 重要な知見だけに限っても以下のようなものが挙げられるだろう。 有病率は一般人口の1~2%であり、この

GAF71の壁ーその4ー

前回までに述べたことを纏(まとめ)めるならこういうことになる。 (1)「良い回復」と言える状態に達する境界性パーソナリティ障害(BPD)患者の割合は、ある時期まではゆっくりとではあるが、着実に