「BPD患者の家族のためのガイドライン(J.G.ガンダーソン)」を読むーその10ー
「問題に対処する:共同で一貫した態度で対処すること」の続き。 BPD(境界性パーソナリティ障害)の患者が引き起こす問題行動に対処する際、家族がどのように協力体制を作り上げるかについて、ガンダー
「BPD患者の家族のためのガイドライン(J.G.ガンダーソン)」を読むーその9ー
久しぶりにガンダーソンの、「家族のためのガイドライン」へと戻る。 今回はまず「問題に対処する:共同で一貫した態度で対処すること」を取り扱うことにしよう。 ガンダーソンはBPD(境界性パーソナリ
ADHD大国アメリカ つくられた流行病
今回は「ADHD大国アメリカ つくられた流行病」について紹介することにしたい。 私と市毛裕子氏の共訳で、2月19日に誠信書房から出版された。 原書の出版は2016年だが、さまざまな意味で「今日
BPDとADHDーその2ー
前回の続き。 前回述べたように、BPD(境界性パーソナリティ障害)やADHD(注意欠如多動症)は、両者とも小児期(主としてADHD)または思春期(主としてBPD)に発症し、症状や問題行動が持続
BPDとADHDーその1ー
このたび「ADHD NationーChildren,Doctors,Big Pharma,and Making of American Epidemicー(そのまま訳せば「ADHDの国ー子供た
思春期におけるBPDーその2ー
前回の復習から入ろう。 感情不安定性や自己イメージあるいはアイデンティティの障害といったBPD(境界性パーソナリティ障害)に特徴的な症状は、たとえ思春期の子どもであっても、決して一般的にみられ