境界性パーソナリティ症(BPD)の治療者や家族はどのようなことに困っているかー質問集その1ー
このたび境界性パーソナリティ症(障害)について、新しい書物を上梓することになった。 境界性パーソナリティ障害(BPD)の治療に携わっていると、必ずと言ってよいほど突き当たる問いがある。 「治る
弁証法的行動療法の思い出――精神科医Aと臨床心理士Bの対話――
B:先生、これから出版されるご著書では、BPDの治療法についてかなり幅広くレビューされているそうですね。 A:ええ。自分の治療アプローチを書く以上、これまでに提唱されてきたBPDの治療法が、実
「やり抜く力(Grit)」はBPD回復を支える力になるのか?ーその2ー
では、境界性パーソナリティ症(BPD)の回復群と非回復群で、「やり抜く力(Grit)」はどのように異なっていたのだろうか。 まず、回復した(ever-recovered)患者は、回復することの
「やり抜く力(Grit)」はBPD回復を支える力になるのか?ーその1ー
「やり抜く力(Grit)」という言葉をご存じだろうか。 これは、困難や失敗、挫折に直面しても、長期間にわたって自分の目標に向かって努力を続ける力を意味する心理学の用語である。 (そのため、日本
BPD患者は、仕事を続けるためにどのような工夫をしているのかーその2ー
BPD(境界性パーソナリティ障害)の患者が継続的に仕事を続ける上でしていた工夫には以下の3つの戦略が含まれていた。 1.自律戦略 2.対人関係に関する戦略 3.業務に関する戦略 自律戦略とは、
BPD患者は、仕事を続けるためにどのような工夫をしているのかーその1ー
BPDに罹患している人々は、就職や職場での適応、仕事の継続などに大きな問題を抱えていることが多く、患者の45~50%が生涯のいずれかの時点で障害年金を受給する可能性があるとされる(Kramer
