BPD患者は、仕事を続けるためにどのような工夫をしているのかーその2ー
BPD(境界性パーソナリティ障害)の患者が継続的に仕事を続ける上でしていた工夫には以下の3つの戦略が含まれていた。 1.自律戦略 2.対人関係に関する戦略 3.業務に関する戦略 自律戦略とは、
BPD患者は、仕事を続けるためにどのような工夫をしているのかーその1ー
BPDに罹患している人々は、就職や職場での適応、仕事の継続などに大きな問題を抱えていることが多く、患者の45~50%が生涯のいずれかの時点で障害年金を受給する可能性があるとされる(Kramer
トラウマをめぐる10の神話―最新研究から解き明かす性格特性・レジリエンス・治療―
ジョエル・パリスによる『トラウマをめぐる10の神話――最新研究から解き明かす性格特性・レジリエンス・治療』(黒田章史・市毛裕子共訳、誠信書房)を翻訳出版することになった。 本書のタイトルに「神
パーソナリティ特性という視点から見たPTSDーその2ー
生徒:前回は、PTSDの発症や、症状が長引くかどうかと、パーソナリティ特性、特に神経症傾向が大きく関連しているという話が出ましたよね。では、逆にパーソナリティ症(障害)と言われる疾患と、PTS
パーソナリティ特性という視点から見たPTSDーその1ー
このたび、ジョエル・パリスの「トラウマをめぐる10の神話―最新研究から解き明かす性格特性・レジリエンス・治療―」(黒田章史・市毛裕子共訳、誠信書房より近刊予定)を出版することになった。 自分で
「隠れBPD」という問題ーその3ー
ツィマーマンがおこなった研究とは、アメリカのロードアイランド病院を受診した3674名の外来患者のうち、BPD(境界性パーソナリティ障害)という診断が下された390名の患者を対象として、自傷行為