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ADHD大国アメリカ つくられた流行病

今回は「ADHD大国アメリカ つくられた流行病」について紹介することにしたい。 私と市毛裕子氏の共訳で、2月19日に誠信書房から出版された。 原書の出版は2016年だが、さまざまな意味で「今日

BPDとADHDーその2ー

前回の続き。 前回述べたように、BPD(境界性パーソナリティ障害)やADHD(注意欠如多動症)は、両者とも小児期(主としてADHD)または思春期(主としてBPD)に発症し、症状や問題行動が持続

BPDとADHDーその1ー

このたび「ADHD NationーChildren,Doctors,Big Pharma,and Making of American Epidemicー(そのまま訳せば「ADHDの国ー子供た

BPDに対する治療者の態度ーその3ー

前回に述べたように、BPD(境界性パーソナリティー障害)の患者を診ることに意義や目的を見出しているかどうかは、個々のセラピストによってかなり大きな差がみられる。 (そして無理もないことだが、B

BPDに対する治療者の態度ーその2ー

境界性パーソナリティ障害(BPD)をめぐる治療者の態度について、フロリダ大精神科准教授のマイケル・シャピロは、専門家の立場から率直に以下のような「告白」をしている(Shapiro, M. ,T

BPDに対する治療者の態度ーその1ー

境界性パーソナリティー障害(BPD)に関する知見は、今世紀に入ってから大きく変化を遂げた。 重要な知見だけに限っても以下のようなものが挙げられるだろう。 有病率は一般人口の1~2%であり、この