境界性パーソナリティ症(BPD)の治療者や家族はどのようなことに困っているかー質問集その1ー
このたび境界性パーソナリティ症(障害)について、新しい書物を上梓することになった。 境界性パーソナリティ障害(BPD)の治療に携わっていると、必ずと言ってよいほど突き当たる問いがある。 「治る
弁証法的行動療法の思い出――精神科医Aと臨床心理士Bの対話――
B:先生、これから出版されるご著書では、BPDの治療法についてかなり幅広くレビューされているそうですね。 A:ええ。自分の治療アプローチを書く以上、これまでに提唱されてきたBPDの治療法が、実
BPD治療の落とし穴
境界性パーソナリティ障害(BPD)の患者を、週にどれほどの頻度で診察するのが適切なのかは、昔からしばしば問題にされてきたテーマである。 精神分析の影響が強かった時代には、週に2回、あるいは3回
BPDの予後を予測する因子は何かーその2ー
ザナリーニの定義した「極めて良い回復(excellent recovery)」に該当する、GAFスコア71点以上の心理社会的機能を示す人物の説明は以下のようなものである。 『症状があったとして
BPDの予後を予測する因子は何かーその1ー
境界性パーソナリティ症(BPD)が示す転帰(疾患の治療における症状の経過や成り行き)にはさまざまなものがある。 どのような場合に良い転帰を示し、どのような場合にそうでないかを知りたいのは患者自
思春期におけるBPDーその2ー
前回の復習から入ろう。 感情不安定性や自己イメージあるいはアイデンティティの障害といったBPD(境界性パーソナリティ障害)に特徴的な症状は、たとえ思春期の子どもであっても、決して一般的にみられ
