BPDの治療を行う専門家を対象としたスーパービジョンを行っています
当院では境界性パーソナリティ障害(BPD)を治療している専門家の方を対象としたスーパービジョンを行っています。
BPDの患者は、入院患者および外来クリニックを訪れる患者の約20%を占めています。それにも関わらずこの疾患を適切に治療できる専門家の数は極めて少ないだけでなく、この疾患の治療(とりわけ最も重要な問題である社会的機能不全に対する治療)に関して適切な指導が出来るスーパーバイザーそのものが、ほとんど見当たらないというのが現状です。
当院でスーパービジョンを受けるのに適しているのは、以下のような専門家の方々です。
BPDのスーパービジョンを受けるのに適した専門家の方
- BPDの患者を担当しているが、どのように治療を進めて良いか分からない方
- BPDの患者を担当し、スーパービジョンも受けているが、今ひとつピンと来ない方
- BPDの家族面接のやり方について勉強したいが、適切な指導者が見つからず困っている方
- BPDの患者を担当しているが、患者の社会的スキルをどのように向上させたら 良いか分からない方
以上のような専門家の方々にとって、当院は適切なスーパービジョンを提供することが可能です。
BPDスーパービジョンについてのよくある質問
- Q専門家とは具体的にはどのような職種を指すのでしょうか?
- ABPDの治療に携わる医師、看護師、臨床心理士、精神保健福祉士、スクールカウンセラーなどの各職種を指しています。
- Qスーパービジョンの申し込みはどのようにすれば良いのでしょう
- A当院まで電話で申し込みをしてください。申し込みの際にはお名前、所属、職種、連絡先、どのようなケースに対する相談か等について簡単にお聞きします。
- Qスーパービジョンの時間や料金について教えてください
- A1回50分で、15,000円+消費税です。
- Qスーパービジョンを受ける頻度はどの程度が良いのでしょうか
- A定期的である方が望ましいのは事実ですが、状況に応じて柔軟に対応することが可能です。
- Qスーパービジョンのやり方は、具体的にはどのようなものでしょうか。
- A50分という時間を有効に使うため、以下のようなものを用意してください。患者の病歴について簡単にまとめたものは、どのような場合であっても用意するようお願いします。さらに継続的にスーパービジョンをおこなう場合には、ある回における面接中の治療者と患者のやりとりを逐語で記録したものを用意してください。それらの記録に基づいてスーパービジョンをおこなうことになります。
- Q電話を用いたスーパービジョンに対応してもらえますか。
- A初回だけは直接来院していただきますが、次回以降は電話で対応することが可能です。その場合はemailあるいはfaxで記録を送っていただき、それに基づいてスーパービジョンをおこなうことになります。